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トリコモナスは生臭いおりものが出る?症状を紹介します

2019年12月19日
病原体

トリコモナスの大きな特徴として、生臭いおりものがでることがありますがトリコモナス膣炎が原因になっています。膣炎の原因である原虫がアレルゲンになり、免疫反応が起こるため膣に炎症がおこります。原虫が常在菌であり、膣をきれいに保つ働きがあるデデールライン乳酸菌とたたかっているために、悪臭が起こるという説もあり後者が有力となっています。膣内にある常在菌の中で最も多いとされるデデールライン乳酸菌には、グリコーゲンという成分を栄養にして乳酸を作っていきます。他の雑菌による侵入を防ぐこともできますし、膣の中を清潔に保っています。トリコモナス症になると、原虫がデデールライン乳酸菌の餌であるグリコーゲンを全て食べてしまうので、その結果乳酸菌が少なくなると同時に乳酸が減少します。これによりその他の雑菌も膣内に侵入しやすくなるので、このような生臭い悪臭を伴っているおりものが出てきます。繁殖している雑菌は子宮頸管へ侵入すれば子宮内膜炎や、進行することで卵管炎・骨盤腹膜炎なども発症することがあります。この治療により女性は原虫が減少や消滅することで、デデールライン乳酸菌がさらに優位になるので、雑菌が発育することを抑制し減少させることになります。膣を清潔な状態に戻してくれるので、臭いは次第に減少していきます。性成熟期である女性は促進するホルモンが卵巣から分泌されることにより、グリコーゲンが豊富です。

これによりトリコモナスの治療で乳酸菌が優位となり、生臭い悪臭を伴っているおりもの・かゆみなどの膣炎症状の治癒が期待できます。男性がトリコモナスに感染した場合は、無症状のことも多く気がつきにくいです。その間パートナーと性交渉を行うことで、知らない間に感染させていることもあります。男性の症状は無症状ではありますが、稀に尿道炎になり不快感を発症します。そして尿道から黄白色の膿が出てくることもあり、ある程度は気づくことができます。尿道炎を放置しておくとさらに色のついた膿が出てきますし、炎症が進み精巣上体炎になるケースもあります。精巣までくると男性でも不妊症になる確率が出てくるので、注意が必要です。生臭い悪臭を伴っているおりものや、かゆみなどの膣炎症状は薬を使うことで治癒が期待できます。卵巣の機能低下は、中高年でもトリコモナスのほかに細菌性膣症の治癒が必要な時もあります。一般的に使用されているフラジール錠などはトリコモナスなどの原虫にとどまらず、他の細菌にも有効なので、症状の改善を期待するには良いです。病態によりその薬剤を使用するかどうか関わってくるので、生臭い臭いがあることを医師に伝え、指示に従うようにします。妊娠中にトリコモナスに感染すると、感染していない人に比べて、早産になる危険性があります。そのほかにも新生児が肺炎を患ったり、髄膜炎・菌血症などを引き起こします。妊娠中にさらに悪臭を伴うような膣炎の症状が起きた時には、すぐに病院で検査を受ける必要があります。